自炊VSお弁当屋さんの弁当、安上がりなのはどっち?

自炊とお弁当の比較

一人暮らしの方にとって、月々の出費をできるだけ抑えるのは1つの課題です。

光熱費を抑える場合は、こまめな節電・節水を心がけても、月々数百円~数千円が関の山ですが、食費は工夫1つで数千円~数万円を簡単に浮かせることができます。

この記事では、一人暮らしの方が食費を抑えるために「自炊」と「コンビニ弁当」の、どちらが節約に繋がるのかを解説します。月々の食費を抑えるだけではなく、健康面も考慮したい方法を書きましたので、健全に出費を抑えたい方は最後までごらんください。

そもそも食費の平均っていくら?

平成29年2月17日に公表された総務省統計局の家計調査の結果を見てみると、

1ヵ月の食費
単身世帯 39,808円
(外食・お酒なし)26,681円
勤労者世帯 43,845円
(外食・お酒なし)24,194円
2人以上の世帯 72,934円
(外食・お酒なし)57,872円

勤労者世帯は収入があるので単身世帯に比べると食費は高くなり、外食やアルコール代が占める割合が増えています。やはり、社会人になると付き合いで飲みに行き、外食が増えますよね。

1人暮らしの場合は、月4万円前後が平均的な1ヵ月の食費と考えてよさそうです。

1ヵ月4万円とすると、1日当たり1333円、1食あたりは444円になります。

理想の食費額っていくら?

月4万円が平均といっても学業に専念している学生、アルバイトで生計を立てている方、社会人で毎月給料が入る方とでは、食費にかける金額も変わってくると思います。

食費の理想額は、だいたい手取りの15~16%が理想と言われているので、手取り20万円の人は約3万円、手取り30万円の人は約4万5000円が理想の金額となります。

この金額以内に抑えるためには、自炊とお弁当、どちらの方が節約になるでしょう?

ここでは、1日の食事の中で1番お金のかかる夕飯で比較してみました。

安上がりなのは、自炊?コンビニ弁当?

月々の食費を4万円に抑えるには、食事のとり方に注意しなければなりません。

一人暮らしの方は、食事を「外食」や「コンビニ弁当」で済ませる方も多いかと思いますが、そのような食生活だと4万円がアッという間になくなります。特に外食だと、1回の食事で1,000円前後のお会計になることも珍しくありません。(1ヶ月の食費が4万円なら、1日に掛けれる食費は1,333円まで)

自炊をした方がなんとなく安上がりな気もしますが、実際、1ヶ月でどれほど差が出るのかをご存知でしょうか。

コンビニ弁当に掛かる費用

最近の大手コンビニエンスストアは「お弁当」に力を入れ、バリュエーション・味・値段などで他社とクオリティを争っています。そのクオリティは、お弁当を専門に扱っているチェーン店にも劣りません。

そんなコンビニ大手4社で、三品以上のおかずが入ったお弁当の値段を平均すると、400円~600円となり、毎晩コンビニ弁当を食べても月の出費は1万2,000円~1万7,000円に収まります。あまり贅沢に商品を選ぶことは出来ませんが、仮に毎日3食をコンビニで済ませたとしても、ギリギリ1,333円内に収めることができそうです。

つまり、コンビニ弁当のみで食費を賄う場合は月3万円~4万円前後が目安になります。

自炊にかかる費用

自炊は作るメニューによって食費を安く抑えることができますが、計画性なく3品以上作ると金額も上がってしまいます。自炊しても適当なメニューだと、外食と変わらないくらい値段が上がるので本末転倒です。

ここでは、2日分の献立を考えたメニューを例にします。

親子丼 鶏肉野菜炒め
鶏もも肉200g:210円
卵1個:20円
玉葱1/2個:25円
ご飯(150g):30円
or レトルトご飯:150円
185~305円
鶏もも肉200g:0円(前日分)
人参1/4本:25円
キャベツ(葉2枚):30円
もやし(1/2袋):15円
ご飯(150g):30円
or レトルトご飯:150円
200円~320円

地域やスーパーによって値段は変わるので、あくまで目安ですが、丼物やメイン1品だけなら1食200円~300円ほどで済ませることができます。

自炊で食費を抑えるポイントは、2日~3日スパンでお肉を使いまわせる献立にすることです。1週間の献立を考えることで、週3,000円~4,000円に収めることができます。仮に、栄養バランスを考えて小鉢を2,3品追加したとしてもプラス1,000円程ではないでしょうか。

自炊はコンビニのように明確な値段を付けれませんが、平均しても月2万円~3万円が目安とお考え下さい。

結局どっちが安上がり?

お弁当VS自炊の結果、安上がりなのは自炊で間違いありません!

しかし、1人前の材料なんてなかなか売っていません。親子丼の場合は材料費に600円かかり、買った材料は必ず余ります。それを次の日などに上手く使いきれるなら自炊の方が安上がりですが、料理に不慣れな学生・サラリーマンにとって現実的な方法ではありません。

最近は食材キット(カット済の食材と調味料入り)も人気があるみたいですが、どちらかというとファミリー向けと思います。どうしてもお弁当に抵抗があるのであれば、冷凍のお惣菜もあります。メインのみ自炊して副菜はお惣菜で1品・2品合わせるという使い方もありですね。

つまり、自炊慣れしていない人には「コンビニ弁当」の方が安上がりとも言えます。

作る時間がない、料理が苦手な人には断然お弁当の方が安上がりです。ただ、節約だけを意識して毎日コンビニ弁当を食べるというのは健康的ではありません。

》コンビニ食と宅配食事、健康的で安上がりなのは?

コンビニのお弁当は、防腐剤・化学調味料・塩分などが多く含まれているので、お世辞にも体に良いとは言えません。

もし、毎晩コンビニ弁当を食べるなら宅配食事(冷凍弁当)をおすすめします。

冷凍弁当と聞いても良いイメージの方は少ないと思いますが、最近の冷凍弁当は種類が多く、カロリーや塩分など栄養バランスが徹底されています。かといって味が薄いわけでもなく、利用者の評価は意外と高いんですよ。

宅配食事で食費を抑えて健康管理もシッカリする

宅配食事はコンビニ弁当と値段が殆ど変わらない(または若干安い)ので、いつもより食費を抑えることができます。

栄養管理士が献立を作成しているので、栄養が偏りがちな一人暮らしの方でも健康的な食事を摂ることができます。また、料理後の後片付けをする必要もないので、多忙な方にも人気です。

宅配食事の魅力を解説した記事もありますので、興味のある方は下記リンク先の記事もご覧ください。

》宅配食事のおすすめランキングはこちら

安さと健康面を考えるなら、冷凍弁当がベストです。
特に最近はバリュエーション豊富な冷凍弁当が増えて、1食300円台の格安弁当や、5品以上入った満足弁当、個食パックされたお惣菜など、自分の生活スタイルにあったものが選べますよ♪

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